カーコーティングの性能検査について

カーコーティングの性能検査について

2026年5月1日

カーコーティングの成分や耐久性(性能)そのものを公式に規定・格付けする単一の国内団体は存在しませんが、製品性能を評価する際の共通尺度として、日本産業規格(JISが定める試験方法が業界の標準として利用されています。

多くのメーカーは、自社製品の耐久性や成分の優位性を証明するために、JIS規格に基づいた外部試験機関でのデータ取得を行っています。

  1. 性能評価の基準となる規格(JIS)

コーティングの成分や耐久性を評価する際、以下の規格が基準としてよく用いられます。

  • JIS K 2396(自動車用つや出しコーティング剤): 自動車用コーティング剤の品質や試験方法を規定する規格です。
  • JIS K 5600(塗料一般試験方法): 耐候性、耐水性、密着性(クロスカット試験)など、コーティング膜の物理的・化学的耐久性を測るための標準的な試験方法です。
  • 鉛筆硬度(JIS K 5600-5-4): 「9H」などの硬度表記の根拠となる試験で、引っかきに対する耐性を評価します。
  1. 試験を実施・認定する主な外部機関

メーカーは自社で試験を行うほか、以下のような第三者機関に依頼して、耐久性(光沢保持率や耐候性)の証明データを作成することが一般的です。

  1. 業界団体によるガイドライン

成分そのものを規制する団体としては、化学物質の安全性管理の観点から一般社団法人 日本化学工業協会(JCIA)などが挙げられますが、これは「コーティングの性能」を保証するものではありません。

消費者が目にする「〇年耐久」という表記は、各メーカーが上記JIS規格に基づいた促進耐候性試験(キセノンランプ照射など)の結果から算出しているものがほとんどです。

 

 

海外においても、カーコーティングの成分や耐久性を専門に格付けする単一の公的団体は稀ですが、ISO(国際標準化機構)ASTM Internationalといった国際的な規格策定団体が、性能評価の「世界基準」を規定しています。

多くのグローバルメーカーは、これらの国際規格に基づいた試験データを製品の信頼性の裏付けとしています。

  1. 世界的に利用される標準規格

海外でカーコーティングの耐久性や物理特性を評価する際、主に以下の規格が参照されます。

  • ASTM International (米国):
    • ASTM D6577: 工業用保護コーティングの試験に関するガイドラインで、自動車用にも広く応用されます。
    • ASTM B117: 塩水噴霧試験。腐食に対する耐性を測る世界で最も一般的な試験の一つです。
    • ASTM D4541: 塗膜の密着性(プルオフ法)を測定し、剥がれにくさを数値化します。

ISO(国際標準化機構) (国際基準):

  • ISO 12944: 防食塗料の国際標準。過酷な環境下での耐久年数を「低・中・高・非常に高」のランクで定義しており、世界的な指標となっています。
  • ISO 2409: 塗膜の付着性を評価するクロスカット試験の国際規格です。
  1. 海外における「成分」の規制

耐久性とは別に、成分(化学物質)に関しては厳しい法的規制があります。

  • 欧州 (EU)REACH規則により、有害な化学物質の使用が厳格に管理されています。
  • 北米EPA(環境保護局)がVOC(揮発性有機化合物)の排出量を規制しており、これらに適合していない製品は市場に出せません。

 

結論として、海外でも「特定の団体が優劣を認定する」というよりは、「ISOやASTMという世界共通の試験ルールを使い、第三者検査機関がその結果を証明する」という仕組みが一般的です。

 

 

System X MAXG

 

 

当社で扱うシステムXは以下のASTM試験に合格しております。

 

System X の主なASTM/国際規格試験データ

  • 鉛筆硬度 (JIS K5400 / ASTM D3363相当):
    • 9H以上を記録。一部の製品ライン(MAXやDiamondなど)では、業界標準の最高値である9Hを超える保護性能を持つとされています。
  • 屈曲性・柔軟性 (ASTM D522):
    • 結果: 0 mm(180度回転で被膜の損失なし)
    • 硬いだけでなく柔軟性も備えているため、素材の歪みや変形に追従し、被膜が割れにくいことが証明されています。
  • 耐衝撃性 (ASTM D2794):
    • 結果: 80/80 inch-pounds
    • 飛び石などの衝撃に対して、ひび割れや剥離を起こさず耐える能力が高いことを示しています。
  • 密着性 (ASTM D3359):
    • 結果: 5b (剥離 0%)
  • 塗装面に対して非常に強固な分子結合を形成しており、洗車や摩擦で簡単に剥がれることがない最高ランクの密着性です。
  • 耐食性・塩水噴霧 (ASTM B117):
    • 結果: 腐食の兆候が出るまで350時間以上
    • 塩害や融雪剤(塩化カルシウム)などの化学的な攻撃に対して、強力な防錆・保護効果を発揮します。

・ボーイング社認証:航空機への使用における安全性を保証する、極めて厳しいボーイング社の承認テスト(Boeing D6-17487等)に

合格しています。

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